ちむぐくるが開設して4日目。市役所で、元町圏域の認知症地域推進員の代表の方と、駅西圏域の代表の方にちむぐくるの紹介をさせていただく機会をいただきました。認知症伴走型支援事業について、金沢市バージョンの金沢市認知症地域支援センターについて、そしてNPO法人ニットバージョンとしての認知症の相談窓口ちむぐくるについて、拙いながらもその目指すところについて、当面考えている取り組みについて説明させていただきました。
とはいっても、実践経験豊かなお二方なので、ほとんどの時間は、私の説明よりも、実際に取り組まれている認知症カフェ(オレンジカフェ)の取り組みや、認知症サポーター養成講座の広がりについてお話を聞かせていただき、学ばせていただく時間となりました。オレンジカフェの広がりに向けた取り組みや、認知症サポーター養成講座を学校などで授業の一環に取り入れてもらって、よい対応、悪い対応などのロールプレイを行っていたり、いろいろな事業所に実施を働きかけていたりと、その取り組みの細やかさには本当に頭が下がる思いでした。そしてそうした取り組みに私も実際に足を運んで参加させていただきながら、ちむぐくるの取り組みとして、より多くの人たちに伝えていきたいと強く思わされました。
また2040年の10人に1人は認知機能にダメージ受けている人たちが暮らす社会が予測されていることを考えれば、認知症基本法の成立・施行を受けて、努力義務として、小売業、公共交通事業者、金融機関などには「認知症の方に必要かつ合理的な配慮をするよう努める」ことがうたわれており、今後は各企業で、従業員に対して認知症サポーター養成講座の実施を義務付けることを、厚生労働省は取り組んでいってはどうだろうかとあらためて考えた次第です。
そうした働きかけをしていけるようになるためにも。ちむぐくるに、たくさんの人に顔を出していただけるようになりたいと思い、思い切って(ささやかながら?)冷蔵庫を購入しました。暑い日が続く中、熱いコーヒーばかりでなく、冷たい飲み物とアイスクリームも準備し、特に用事がなくても気軽に顔を出して、涼んでいっていただければと思っています!
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