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沖縄の思い出

  • 3月16日
  • 読了時間: 2分

 先月、宝達志水町主催の生活支援ボランティアの養成講座でお話をさせていただく機会があったのですが、町の担当の方が、沖縄好きの方で、ちむぐくるやゆいま~るが沖縄の言葉ということをご存知でした。

 それで講座の後しばらく、担当の方と沖縄の話で盛り上がり、私自身の思い出話もたくさんさせていただきました。

 私が初めて沖縄に行ったのは、パン、洋菓子職人見習いとして働いていた会社を退職してわずかな退職金をもって、当時乗っていたヤマハSRX400という単気筒のバイクで西日本のツーリングに出た時でした。

 知り合いに、次の行き先方面の知り合いを紹介してもらい、そこに泊めてもらう。そこからまた次の行き先方面の知り合いを紹介してもらい…という、今考えるとなかなかとんでもないツーリングで、今ではたぶんそうしたことは難しいのかもしれませんが、まだ当時はそれが許される時代で、バイク乗りにも好意的な人たちが多かったような気がします。2か月ぐらいかけて鹿児島につき、そこからフェリーで沖縄に着いた時には所持金は1000円ほどだったような記憶があります。

 熊本の方から紹介してもらった方の所に泊めていただき、そこで知り合った沖縄大学の学生さんと友達になって、その人の家に泊めてもらい(家主さんはユタの系譜の人だそうです)、バイトをしながら、本島や離島を訪ねて回りました。

 一番印象に残っているエピソードとしては、北部(やんばる)のオオシッタイという集落を紹介されて、そこを訪ねた時のことで、12戸ほどの集落の人たちがみんな集まって歓待してくださり、皆さんが三線を弾き、歌って、踊って、泡盛をたらふく飲んで楽しいひと時を過ごしたことでしょうか。途中トイレに行きたくなった私が、母屋の外にあるトイレに行こうとすると鉄の棒を渡され、地面をたたきながら行くよう言われ、ハブ除けと言われたことも懐かしく思い出します。

 その旅行で出会った人たち、文化、風土、歴史、景色などなどは、今でも私にとっては大切なもので、その後も何度か沖縄にはいきましたし、法人の職員旅行でも沖縄に出かけています。

 ちむぐくるは沖縄の言葉と聞いて、沖縄の出身の方なのですか?と聞かれることもあるのですが、ちむぐくるにせよ、ゆいま~るにせよ、沖縄の言葉を使っているのは、金沢の言葉はすでにいろいろなところで使われていて、選択肢が限られていたという事情もありつつ、実はこうした個人的には大きな転機となった出来事への思いも反映されているのも確かなのです。



 
 
 

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