昨日は、金沢市認知症キャラバンメイト養成研修の講師を務めました。午前は石川県立こころの病院の江端医師が「認知症の理解」ということで講義してくださり、私は午後の「認知症サポーター養成講座の運営について」という部分を担当しました。別に朝から来なくても大丈夫ですよとは言われていたのですが、どんな話の流れかを知りたかったのと、担当される医師によっては、時に、認知症になったご本人の側からはかけ離れた話になる方もいて、その場合、僭越ながら暮らしのサポートという視点からの補足的な話も自分の話に加えることがあるので、初めから参加させていただきました。
とても勉強になるお話でした。自分の認知症についての医学的な知識の再確認もできましたし、知らなかった話もいくつもありました。また表現についても「こういう伝え方があるのか」ととても新鮮でした。
何より、実体験を踏まえての話だったり、認知症を抱えた方ご本人の視点からのとらえ方だったり、意思決定の大切さを強調されていたり、具体的な暮らしの中での影響や工夫の話だったりと、午後から準備していた私の話のかなりの部分と重なるところがあり、当然ながら、私などの話よりはるかに説得力もあり、自分の準備して話の底の浅さを痛感させられました。
朝から参加して、とても得をした気持ちになった二時間でした。 …つづく
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