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語る会に参加して

  • 2025年12月28日
  • 読了時間: 3分

 今月に入り、元町圏域、駅西圏域、泉野圏域という金沢市の福祉健康センターの圏域ごとにキャラバンメイトとオレンジパートナー、地域包括支援センターの認知症地域推進員の方たちが集まって、この一年間の活動などを伝えあったり、交流する「語る会」が開かれました。


 私は3回ともオブザーバーとして参加させていただき、それぞれのお話を伺いました。3圏域とも、昨年と比べると参加者数が少なかった点は残念でしたが、各地域の課題や思いについては活発な意見交換が行われていました。


 主なテーマとしては、オレンジカフェをより活発化するにはどうしたらよいか、認知症サポーター養成講座をより多くの人に届けるためにはどのような工夫が必要か、また地域にどのように働きかけていくかといった点が話し合われていたように思います。

 オレンジカフェについては、男性参加者が少ないことから、どのように参加を促していくかという話題も出ていました。また、参加した実感が得られ、認知症のあるご本人やご家族が参加しやすく、困りごとがあれば相談しやすい雰囲気のカフェにしていくために、どのような工夫ができるかについては特に熱心に話し合われていました。会場をファミリーレストランやお寺としている実例が紹介されたほか、テーマを特に決めずに自由に語り合うカフェや、テーマごとに楽しみながら過ごすカフェなど、さまざまな取り組みが共有されていました。運営方法の工夫についても意見が交わされ、私自身も大変勉強になりました。


 私が、これまでいくつかのカフェを見学させていただいた中で感じたのは、、オレンジパートナーさんが多く参加している地域ほど、活動が活発に行われている印象があるということです。一方で、今回の話し合いの中で、それぞれ地域での取り組みがまだ十分に共有されていないと感じる場面も多くありました。なので、ぜひキャラバン・メイトさんやオレンジパートナーさんが、他地区のオレンジカフェにも足を運んでいただき、取り組みを相互に共有していくことはとても有意義ではないかと感じました。


 認知症サポーター養成講座については、町会での取り組みや学校での実践、企業への働きかけなどの実例が挙げられていました。一方で、地域によっては青年部や婦人部がすでに存在しない町会があることや、マンション居住者への働きかけの難しさなども課題として出されていました。現在は65歳まで働く人が多く、60歳を過ぎたら町会活動に積極的に参加するという従来の流れが成り立ちにくくなっていること、子どもの数の減少や共働き家庭の増加により、地域活動の在り方自体が大きく変化していることを、話し合いを通じて強く感じました。


 今後は、企業や学校への働きかけが重要なポイントの一つになること、また認知症基本法の成立がそうした取り組みを進める上での後押しとなることを意識しながら進めていく必要があると、各圏域の話し合いを聞きながら感じました。


 地域づくりについては、統計上、高齢者が増加し、65歳以上の方のうち一人暮らしや夫婦のみ世帯が6割を超えていることはこれまでも認識していましたが、それが目に見える形で現れ始めていることを実感しました。地域の中で生活上の困りごとを抱える人が増える一方で、それを支える地域の在り方が大きく変化している現状を、今後どのように受け止め、向き合っていくのかが大きな課題であることを改めて考えさせられる話し合いだったと思います。


 今回の話し合いで共有された思い、課題などにそれぞれが取り組んでいくことが実際に形となり、来年度は、より多くの方が参加される中で、より深化していくといいなと感じることができた集まりだったのではないでしょうか。


ぜひまた来年も参加できたらと思っています。

 


 

 

 

 
 
 

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